株式会社かずさクリーンシステムは、君津地域広域廃棄物処理施設として、君津地域4市で発生する一般廃棄物と、4市が条例により受け入れている産業廃棄物等の中間処理を担っており、一般廃棄物処理に初のPFI手法を導入した、官民協調の株式会社として事業を行っています。
児童等の若者等の育成のために、木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市の小学生の会社見学の受け入れを行っています。

環境にやさしいごみ処理施設として、ダイオキシン類対策に優れた直接溶融・資源化システムを採用し、溶融物（スラグ・メタル）は全量再資源化して、最終処分量を大幅に削減しています。

平成30年4月には、更なる溶融スラグの品質管理の徹底及び利活用促進を図るため、コンクリート用溶融スラグ骨材（JIS A 5031）及び道路用溶融スラグ（JIS A 5032）のJIS認証を取得しています。

また、千葉県、木更津市との間で環境保全に関する協定を締結し、法律を上回る厳しい自己規制値を設けて、ダイオキシン類削減、有害ガス成分の発生抑制などの排ガス処理対策を強化しています。
さらに、処理の過程で発生するエネルギーを回収して、施設の消費電力や給湯に活用しています。なお、施設内で余った電力は電力会社に売却しています。
施設の周辺には、希少種の生育する湿地帯を「保存緑地」として保全するとともに、一万本余りの樹木を植えて緑化を図り、水辺の観察もできる「ビオトープ池」やふれあいの場としての「芝生広場」を設けており、来訪者に憩いの場を提供しています。